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これだけ実行すれば「子離れ」はできます(続き)


Part-3: 「子離れ」のための具体的な方法の続き

 Part-2で子離れのための具合的な方法の第1と第2をお話しました。今日はその続き第3です。親と子供の関係の基本に関わることに触れています。現代の宇宙論とその進化に則った、親子の関係についての私なりの解釈をベースにしています。じっくりお読みください。

3)「親は子供にたいしたものは与えていない」ことを理解し納得すること:
本当に親は子供にたいしたことは与えていないのです。確かに肉体は与えました。パートナー同士のDNAがミックスしたDNAをベースに、子供の肉体が造られていきます。だから、親子兄弟は肉体的には似ているところが沢山あります。でも、心とか性格はどうでしょうか。私自身の兄弟や息子二人を見てみても、まるっきり性格が違います。では、心や性格は何処から来て、どうやって決まるのでしょうか。後天的に、環境によって決まるというのが「科学的」な結論のようですが、果たしてそうでしょうか。いろいろな人を観察していると、どうもそればかりではないのではないか、という疑問が出てきます。科学ではカバーできないもっとspiritualな何かが有るのでは、というのが今の私の考えです。
親からもらったDNAという設計図を使って身体が成長していきます。このときに使われる材料は全て地球上に存在する元素や分子です。新しく創造されるのではありません。既に地球上に47億年とう長い間存在し続けている材料ばかりです。それをリサイクルしているだけです。では、心は? 確定的なことは言えませんが、心ないしは心の活動というのは、物質(たとえば脳が電気的ないしは科学的に反応している)ではなく、エネルギーだと思います。アインシュタインの方程式が示すとおり、エネルギーと物質は本質的に同じで、その現れ方(存在の仕方)が違うだけです。本質的に双方向的に一方のあり方から他のあり方に変化することができるのです。しかし、一旦物質の形態をとると簡単には他の元素に変化したり、エネルギーに戻ることはできません。物質としての有り方がエネルギーとしてのあり方よりも遥に安定しているからです。物質がエネルギーに戻るには核融合や核分裂という物凄く激しい物理的な反応が必要なのです。一方、エネルギーは運動エネルギーにも、熱エネルギーにも光にも電磁波にもなれ、どこへでも伝わっていけます。心というのは、そうしたエネルギーの在り方のひとつだと思うのです。誕生した時からしばらくそのひとの身体に留まりますが、やがてその肉体が生命活動を停止すれば、再び自由エネルギーとなって宇宙に偏在するようになります。もう個的存在ではありません。一適の水が海に入るともう水滴でなくなってしまうのと似ています。ですから、仏教やヒンドゥー教のように、個々の魂が有って、それが輪廻転生するというようなことは間違っていると思います。エネルギーが偏在~個的存在のサイクルを繰り返すだけなのです(と思います)。
 ちょっと長くなってしまいましたが、親子の関係を冷静に認識し直していただければ、それだけ子離れの本質を理解していただけるし、楽になると思い敢えて書かせていただきました。蛇足だったかもしれません。

 Part-4に続きます。第4以下の項目をお楽しみに。
by ja28tt | 2005-01-29 11:55 | 私の子育て論
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